持たない生活

投稿日: カテゴリー: アメリカ合州国軍フォト世界の出来事

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寒さを感じるようになってきてから、暖房を切った部屋でパソコンを触るのもおっくうになってしまい、ノートの更新も減っている。

この間、近く(といっても車でなら、という意味での近く。)の公園へ行って、ものすごく久しぶりに一眼レフカメラをもちながらぶらぶらとしてきた。日が短いのでなるべく明るい間に行きたかったけれど、それ以前に親の薬を取りに行ったりする用事があったので、着いたときにはもう山のうしろへ陽が隠れかけていたのが残念だった。まだ本格的な紅葉には少し早くて、全体的に「いまいち」な感じがした。平日で人が少ないのは歩きやすくてよかった。

カメラも、最近はスマホのそればかりに頼ってしまっているし、一眼レフの方は経済的な理由でいくつか持っていたレンズも一本を残して譲渡してしまった。今から思えば明るい単焦点レンズをひとつくらいは残しておけばよかったなと思うけれど、一本のレンズをいろいろと工夫をしながら使い倒すというやり方が今は似合っているんだろうなと思う。もちろん、お金のことはあんまり考えず趣味に使うことができるのなら、それだけ楽に気持ちよさを手に入れることができるんだろうけれど、それが出来ない時には「モノをもてない時のしあわせ」を追求するのもいいんじゃないかと思うこともある。

むしろモノは手放して行く方向でやっていきたいと思っている。「断捨離」という言葉もはやったけれど、あんまりそういう言葉も意識せずに、とりあえず燃えないゴミに出せるものをすこしずつ袋に移している。こつこつが苦手な上に今は一気に事を進める体力もないのでなかなか作業は進まないけれど。

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アメリカでトランプさんが大統領になったのにはちょっとびっくりした。それと同時に、こういう人にシリアで爆撃を受けている子供たちの様子が一瞬でも想像できるものなのだろうかと不安にも感じた。

オバマさんが政権をとった時にはブッシュ親子が足を突っ込んだ中東での戦争から、アメリカが少しでも足を抜こうとするんじゃないだろうかと期待をした。けれど結果としてはこの8年間、イスラム国のようなとても偏った集団が力をつけてしまい、一度突っ込んだ中東への足はなかなか抜くことができなかった。後半にはシリアで大きな内戦が起こり、これにイスラム国も絡んできて、政府軍をロシアが押し、反政府軍をアメリカが押すというような、なんだか訳の分からない状況の中で子供たちをはじめ、無辜の市民がたくさん犠牲になり、ヨーロッパへの難民問題も起きた。この難民問題のこともあって、いったんは欧州連合の夢を見たヨーロッパからイギリスが離脱を決め、他の諸国でも難民をできるだけ受け入れない、排除する方向が市民の間で力を持ちつつある。トランプさんも難民はおろか、移民についても、特にイスラムを信じる人たちについては厳しい政策をとると言っている。

トランプさんが次期大統領に決まってから、既にアメリカ社会がほぼ克服したと思われていた人種間差別の事例も露骨に現れてきているらしい。せっかく初めての黒人大統領が選ばれて、その政権が終わりかける頃に今度は反動のような出来事が起こっている。
ところで僕は、人種や民族間差別については日本人もえらそうなことは言えないと思っていて、たとえば黒人の比率は日本社会ではとても少ないけれど、アメリカの黒人を差別する白人たちに比べて一般の日本人は黒人差別をしないかと言えば、どうもそうは言えないんじゃないかと思っている。むしろその度合いは白人よりも強いような予感がしないでもない。

民族で言えば、特に自民党が政権に復帰して以来、「ヘイトスピーチ」運動が盛んになっている。これは主に韓国・朝鮮民族に対してのそれが激しいようだけれども、ともかく「日本民族第一主義」とでもいうのか、差別意識が高揚している。幸いなのはこの動きに対抗する人たちも具体的に行動しているということで、このあたりは歴史も進歩と退歩を繰り返しながらほんの少しずつ前に進んでいる証なのかなとも思う。

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写真は、この秋の紅葉の終わらないうちに、あと一度ぐらいは撮りにいけないかなと思っている。

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